お肌の健康とは
一般的なフェイスケアなどの「肌」は、皮膚の組織の「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」の2つの構成部分を指していることが多いですが、実は「表皮」「真皮」は見えている表面の部分から2mmほどになります。
また、お肌はターンオーバーと呼ばれる新陳代謝を繰り返しています。表皮の一番下にある基底層でつくられた細胞が角質層に達するまでに約14日間。表面にあったお肌が垢となってはがれ落ちるのが約14日間。合計約28日でお肌が生まれ変わっていきます。
このサイクルは、お身体の状態によって変わってしまい、ターンオーバーが理想の28日サイクルが崩れてしまうことで、様々なお肌トラブルの原因になってしまうことがあります。

肌の構造
「表皮」は、4つの層(角質層(角層)・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層(きていそう))によって構成されています。
とくにお肌の健康や美肌、と言われるのが、1番外側(表面)にある角質層の部分です。水分の蒸発を防ぐ「保水能力」をメインで行うのがこの角質層となっています。
「真皮」は、お肌の基礎となる部分です。コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンといった細胞で構成されており、この真皮の部分の機能が落ちてしまうと、ターンオーバーが遅くなってしまい、お肌の入れ替えが進まず、古くなった角質などが厚くなっていき、お肌のくすみ、シワの原因などのお肌トラブルが生じてしまいます。

健康的な状態とは
下記のような状態になっていると「健やか」な状態であると言われおります。
・お肌に弾力がある(ハリがある)
・適度な保水状態を感じる(カサカサ感がない)
・血色、お肌に透明感がある(血流循環が良く栄養などがいきわたっている)
・お肌の生まれ変わりが正しくされている(キメが整っている)
また、美容・エステ業界で「美肌の条件」と言われています。
う → うるおい(潤い)
は → ハリ
な → なめらか
だ → 弾力
け → 血色
つ →ツヤ
お肌は外部と触れる機会も多く、現代では排気ガスや花粉などのダスト、猛暑の強い紫外線、また精神面からのストレスや睡眠不足など、多くのトラブル要因があふれています。
ご自身で意識的に日々のケアを行うことも大切ですが、定期的に美容ケアを受けることで、お肌のターンオーバーの正常化や、外的要因によるお肌内部の生成機能の活性化などを取り入れていくことも、忙しい現代社会では必要なケアとも言われております。